
アラフィフ女子のみなさんの中に、シミにお悩みの方が多いと思います。
私もそうです。
ものすごくシミができやすく、とくに、頬骨のあたりにソバカスのような細かいシミがいっぱいあります。
カネボウ製薬の研究によると、ストレス度合いが高い方と低い方では、シミの面積が3倍広くなるそうです!
そして、ストレスのシミは額に現れやすいそうです。
そしてなんと!
ストレスが強いとシワも増えることが確認されているようです。
特に50代がストレスの影響で、シミ、しわが増えるそうですよ。
カネボウ製薬では、シミ、しわ対策には「ビタミン」が必要と紹介していました。
中医学でも、ストレスでシミが増えるという説明ができます。
ストレスがかかると、まず影響をうけるのが、「肝臓」です。
肝臓は、中医学の基本の考え、「陰陽五行」でいうところの「木」のチームです。
「木」の性質は、外へのびのびとエネルギーを発散させます。
ストレスが強くなると、この「木」の性質が影響を一番に受けます。
ストレスにより、生命エネルギーである「気」が押さえつけられます。
気が抑えられると、気が巡らなくなります。
気が巡らなくなるのは、木の性質と同じ「肝臓」の作用が低下するからです。
ストレスにより、エネルギーを外に発散させられなくなり、肝臓の気が弱ります。
そうすると、肝臓の「気を巡らせる作用」が上手に働きません。
すると、気が上手く動いてくれな状態になります。
これを
「気滞」といいます。
「気滞」の状態は、
ため息が多かったり、イライラしやすかったり、気持ちが落ち込んだりと、情緒が安定しません。
これは、ストレスが強ければ強いほど、強く出ます。
そうして、気が巡らない状態が続くと、今度は、血流が悪くなります。
中医学では、血は静的なもので、自ら動くことはないという考えです。
血を動かすのは「気」です。
気が血を全身に巡らせているという考えです。
つまり、
気が巡らないということは、血が巡らないということ。
「血流が悪い」
ということになります。
この血流が悪い状態のことを
「瘀血」(おけつ)
といいます。
瘀血の状態になると、皮膚は乾燥しがちになり、肌が浅黒くなる特徴があります。
血流が悪い状態なので、潤いがなくなり、血色も悪くなるというイメージです。
皮膚の乾燥はしわを生み出し
肌の浅黒さはシミを生み出します。
つまり、
ストレス過多⇒気が巡らなくなる⇒血流が悪くなる⇒肌が乾燥し、血色が悪くなる
「シミ、しわが増える。」
このような流れになります。
ストレス過多のアラフォー・アラフィフ女子のみなさん、ご注意ください。
ストレスはつきものです。
日常生活を営んでいる以上はストレスがない方はいません。
でも、ストレスをやり過ごしたり、緩和する方法はいくらでもあります。
でも、それは、あなたに合ったやり方が必要になります。
もし、ストレスと上手に付き合いたいけれど、どうしていいかわからないということでしたら、お気軽にご相談ください。
そして、瘀血を改善したい方で、自分ではどうして改善したらよいかわからないかたも、ご相談くださいね。
ストレスそのものの要因をなくすことは現実問題として、難しいと思います。
要因が解決できれば誰も苦労しません。
要因と上手く付き合う方法を考えることの方が現実的で、活用しやすいと思います。