
ネガティブ感情をやり過ごす方法。
今回は「悲しみ」についてです。
悲しみから抜け出せないのはとてもつらいことです。
悲しみから抜け出す方法をお教えします。
① 脳科学による悲しみのメカニズム
② 中医学的「悲しみ」とは
③ 悲しみの対処方法
1 脳科学による悲しみのメカニズム
脳科学による悲しみに対する対処法は
思い切り泣いたり笑ったりする。
・思い切り泣くことで有害な物質を排出しすっきりする
・無理にでも笑うと脳が勘違いして気持ちが明るくなる
・楽しかった時の写真やビデオを見て気持ちを切り替える
悲しい思いをした時に働く脳の部位と、体が本当に痛みを与えられた時に働く脳の部位は同じだそうです。
ショックな出来事は、心が痛むということだそうです。
悲しいときに涙を流すと、脳内から分泌されるプロラクチン、ステロイドホルモンというストレス物質をはじめとする有害物質が体外に排出されるそうです。
涙を流すとすっきりするのは、科学的にも根拠のあることだそうです。
そして、無理にでも笑うと、顏の表情筋が動くことにより、脳が楽しくて笑っていると勘違いするそうです。
そうすると、気持ちが明るくなるそうです。
2 中医学的「悲しみ」とは
中医学的にも脳科学による悲しみのメカニズムは当てはまります。
感情を思い切り出すということは、「発散する」ことになります。
「悲しみ」の感情は五行でいうと、「金」のチームです。
「金」の性質は内側へと向かうことです。
金は塊なので、パワーが内向きです。
つまり、悲しみの感情も性質が「内側へ向かう」なのです。
内へ内へぐーっと入り込んでいイメージです。
入り込みすぎてしまった場合、外へ発散するのが一番です。
3 悲しみの対処方法
思い切り泣くという行為は発散になります。
それ以外に、
大声を出すのもいいです。
一人カラオケで思い切り熱唱しながら泣くのもすごくいいと思います。
運動で発散してもいいと思います。
とにかく外へ外へ意識やエネルギーを向けることが悲しみの感情を消化します。
それから、「笑う」というのもいいですよ。
金のパワーを抑えるのは火です。
「火」の感情は「喜び」です。
喜ぶと内へ向かう力が和らぎます。
だから、無理に笑うといこともいいと思います。
思い切り笑える状況を作るのもいいですね。
思い切り笑うことにより、発散もできます。
お笑いを観るでもいいですし、楽しい仲間と面白いことをするのもいいと思います。
無理にでもそういった状況を作ることにより、悲しみの感情を和らげることができます。
ちなみに、強い悲しみは「肺」を傷つけます。
肺が傷つくと、気が作られにくくなります。
気=元気
元気がなくなります。
強い悲しみ⇒肺が傷つく⇒元気がなくなる⇒より悲しくなる⇒さらに肺が傷つく⇒さらに元気がなくなる
といった悪循環に陥ります。
そのループを断ち切るためにも、感情をむき出しに出すことです。
思い切り泣いたり、笑ったりすると、「ナチュラルキラー細胞」が活性化するそうですよ。
ナチュラルキラー細胞は癌細胞をやっける細胞です。
心身共に健康でいることは、感情をちゃんと出してあげることです。
感情をしまっておかないで、出してあげましょう。