中医学における更年期

中医学における更年期

0. 中医学とは?
1. 中医学における身体の変化
2. 中医学における更年期とは
3. 更年期症状を感じない為には

0. 中医学とは?
数千年の歴史を持つ中国伝統の医学です。
絶えず発展と整理を続けており、今もなお発展しています。
身体の自然治癒力を引き出すことで、健康維持や病気の改善を目指す医療です。

更年期については「更年期とは?」をご覧ください。

1. 中医学における身体の変化
身体の変化があるのは「女性は7の倍数、男性は8の倍数」。
最近では、CMなのでもご紹介されているようで、耳にされていらっしゃる方が増えたように感じます。
この、7の倍数、8の倍数とは、中医学において身体の状態が変わる節目の歳とされてます。

女性は7歳で永久歯が生えそろい、14歳で初潮を迎え、21歳で若さがみなぎり、28歳で女性として一番成熟し、35歳で衰え始め、42歳で白髪が生え始め、49歳で閉経を迎えるという身体の変化のことを指します。

4000千年前と、現代と、さほど人の身体の変化は変わらないということですね。
昔も、現代も、閉経はやはり50歳くらいが平均なのだということです。

2.中医学における更年期とは
西洋医学でいうところの女性ホルモンは、中医学に置き換えると、「精」というものになります。
「精」とは、わかりやすく言うと、「精力」のことです。
成長・発育をつかさどり、エイジングを支配しているものになります。
「精」は食べたものの栄養素である水穀の精微と、生命エネルギーである「氣」を合わせたものです。
水穀の精微とは?
私たちが食べた飲食物から取り出された栄養素のことです。

「精」には先天と後天がある
精は腎に蓄えられるので、腎臓はエイジングの場所になります。
精には先天の精と後天の精と二つあります。
先天の精とは、父母から受け継いだ精です。
後天の精とは、飲食物から作られます。
先天の精は、人それぞれ量が違います。
沢山持っている方もいれば、元々少ない方もいます。
14歳で初潮を迎えると、先天の精はどんどん使われていって、無くなっていきます。
60歳で先天の精はすべて無くなると言われております。
14歳の初潮のころがピークで、年齢と共に枯渇し、50歳でかなり少なくなるので、閉経を迎えます。
中医学における更年期とは、この「精」が枯渇してくる状態の事を言います。
つまり、女性ホルモンが減少するということです。

4. 更年期症状を感じない為には
更年期症状は、脳の指令に対して、子宮が女性ホルモンを出せない状態になり、脳が混乱してしまうことにより、起こる様々な症状の事を言います。
中医学に置き換えると、「精」が枯渇してしまうことにより現れる症状が更年期症状ということになります。
特に、急な変化であるほど脳が混乱をし、症状もひどくなります。
更年期症状を感じない方は、身体が中庸の状態(バランスが取れている状態)なので、ほんの少しずつ体になじみながら精が減少していきます。
身体になじみながらなので、急な変化ではありません。
そうすると、脳が混乱することもなく、症状も出にくいということになります。

大切なのは、急な変化をさせないように、身体を中庸の状態にキープしていくということです。