
「梅雨の中休み」
とよく言いますよね。
この梅雨の中休みには性質の違う暑さが二種類あるそうです。
・蒸し暑い
・カラッと暑い
この二つの違いは、梅雨前線の動きで違うそうです。
蒸し暑い梅雨の中休みは
「梅雨前線が北上している時」
この時は、日本列島が真夏の空気におおわれるようです。
カラッと暑い梅雨の中休みは
「梅雨前線が南下している時」
この時は初夏の空気に覆われるので、カラッと暑くなるそうです。
このように、梅雨の時期は、冷たい空気と暖かい空気がぶつかり合う境目の前線が常にあるので、天気、湿度がコロコロと変わりやすくなり、身体がついていけなくなります。
身体がついていけない状態が身体の不調を作り出します。
中国最古の医学書「黄帝内経」によると、
万物には「発生」「成長」「収斂」「閉藏」の規則があり、
この規則に従って
春・夏には陽気を保養し
秋・冬には陰気を保養すれば、生命のリズムが正常に保てる。
と記されています。
つまり、自然界と同じ状態に体の状態を作ってあげたら、季節の変化に対応できる身体になりますよということです。
夏は「生長」の季節
世の中のものがどんどん成長して咲き栄える季節です。
夜は遅く寝て
朝は早起きする
遅寝遅起きですね。
睡眠時間が多少短くてもOKです。
そして、
日の長さと暑さを厭うことなく、物事に怒らず、気持ちよく過ごすべきである。
つまり、夏の満開した花と同じように、体内の陽気をほどよく発散させる。
これは夏の「成長」の気に相応する養生法である。
クーラーの快適な部屋でばかりこもって過ごさないで、外に出て、人と会ったり、やりたいことをやったり、見たり、聞いたり、食べたり、積極的に動きましょうということです。
バーベキューもよし、花火大会もよし、お祭りもよし、海水浴、プールもよし。
山登り、ピクニック、釣、などなど、アウトドアなレジャーを楽しむことが一番の養生方法だと思います。
この季節に内に内にこもると、季節の性質と真逆の身体になってしまうので、体調を崩しやすくなります。
特に、秋になると、身体の不調がでてきますよ。と記されています。
秋に体調を崩す方は、夏の過ごし方を見直してみてはいかがでしょうか?