五行学説「土」について

五行学説「土」について

今日は五行の中の「土」のお話。

「土」のエネルギーは回転するエネルギーです。
すごーくイメージが湧きにくいですよね。

土と回転のイメージを紐づけるように解説しますね。

土=母なる大地

生物を育む大地。
栄養素がたっぷりと詰まっている、濃度の濃いイメージ。

みなさんは、スムージーや野菜ジュースを作っているところを見たことがありますか?
想像してみてください。

野菜や、果物などをカットして、ジューサーやミキサーに入れて、回転させながら砕きますよね。
出来上がったジュースは、濃度の濃いドロドロの状態になりますよね。

そうです!
そのイメージを持つと、なるほど!とイメージがつかめます。

土のチームの季節は梅雨時期。
ジトジト、ジメジメ。
濃度の濃い感じがしませんか?
身体にまとわりつく空気感。
身体も重い感じで、肌もいつもよりしっとり。
中身が詰まっている感じになりますよね。
そんなイメージです。

五臓でいうと、脾臓。
五腑だと胃です。

脾臓とは、私たちが食べたり飲んだりしたものを消化吸収する作用を監督している臓器です。
胃と連携して、飲食物を栄養素と水に分けて、腸へと運ぶ働きをしています。

やはり、土なので、栄養と深く関わっているのです。

土のエネルギーが不足すると、脾臓や胃腸の働きが悪くなります。
そうすると、飲食物を栄養に変えることができずに、痩せてしまったり、疲れやすくなったり、元気が出ない状態になります。
水分も上手に巡らせられなくなり、お通じの状態が下し気味になります。

梅雨時期に体調不良になる方は、脾臓が弱い方が多いです。
脾臓は乾燥を好む臓器なので、湿気が嫌いなのです。
だから、湿気が多い梅雨時期は脾臓がダメージを受けやすく、胃腸の調子が悪くなったり、身体が重だるくなったりしやすいです。

身体にとっての土台の部分ですので、土のエネルギーはとても重要です。
すべての病気につながるといっても過言ではないと思います。

梅雨時期に体調不良になりやすい方は、土のエネルギーバランスを整えましょう。