心の隙間を埋めるための対策①

心の隙間を埋めるための対策①

今回は、対策をしていくというお話をさせて頂きます。
心の隙間を埋めるための「食べる」という行為。
これは代償行為です。
代償なので、あくまでも代わりのものですから、いくら食べても満たされることがありません。
であれば、本当に欲しいものを手に入れることができたら、代償はいらなくなりますよね。
その「本当に欲しいもの」が何なのかを知るということが対策方法になります。

対策方法その1
《感情を開いて快か不快かを感じる》
私は幼いころから感情にふたをしてきました。
いわゆる不感症です。
悲しいこと、辛いこと、嫌なこと、イライラすること、楽しいこと、嬉しいことなど、感じないようにしてきました。
そうしないと、生きていけなかったのです。
素のままの感情を受け止められるキャパが私にはありませんでした。
そんな悪いクセのおかげで、快なのか、不快なのかを感じることができませんでした。
快か不快かがわからないというのは、とても危険なことです。
無意識のうちに不快な行動をしていることがあるからです。
でも、自分では不快だと気が付いていない。
気が付いていないから、その行動をするたびに、ストレスがかかるのです。
そして、代償行為でごまかそうとする流れになります。
私の場合は「食べる」ということになります。
実は不快な行動⇒気が付いてないからそのまま継続して行動する⇒ストレスがかかる⇒代償行為に走る
という一連の流れになります。
この場合、ストレスがかかっていることすら気付いてません。
だから、食べるということが代償行為であることに気が付かないのです。
まずは、感情を感じることから始めます。
感情を開くって、かなりしんどいことです。
今まで受け止められなかったことに向き合って、受け止めなければなりません。
でも、その勇気を出さないと、代償行為を認識することができないのです。
私は、感情を感じるように、いちい自分の行動、思考をチェックしました。
私は行動や思考についてどう感じているのかを考えるようになったのです。
そうやってトレーニングをしていくうちに、ぼやけていた感情がわかるようになりました。
私は傷ついている。
私は悲しい。
私は怒っている。
私は辛い。
私は不安。
こうして、不快な感情がわかるようになりました。
そして、この不快な感情をどうしたら癒せるのか、カバーできるのかを考えるようになります。
そうすると、どんなことが自分にとって快なのかを考えるようになりました。
そして、快を増やして自分を癒そうと努めました。
これが、まず初めの一歩です。