熱中症、日射病対策におススメ!ハスの葉茶

熱中症、日射病対策におススメ!ハスの葉茶

梅雨明けしました。
夏が到来です。

今年は特に猛暑の夏になると予測されております。
暑い夏に注意が必要なのは、「熱中症や日射病」
室内にいても、かかってしまう可能性があるそうです。

この暑さ対策におススメのお茶をご紹介します。

① 蓮の葉茶とは
② 中医学における熱中症や日射病とは
③ 熱中症や日射病の症状とは
④ 暑邪の症状とは
⑤ 蓮の葉茶の作用
⑥ 蓮の葉茶の飲み方
⑦ おすすめのブレンド

1 ハスの葉茶とは
ベトナム料理専門店に行くと、ハスの葉茶が出てくることが多いです。
ベトナムのように、ムシムシした暑さの国では、身体が暑さでやられないように飲まれているハスの葉茶。
実はこのハスの葉茶は漢方の生薬です。
生薬名を「荷葉」といいます。
この荷葉が熱中症や日射病対策におススメのお茶です。

2 中医学における熱中症や日射病とは
中医学における熱中症や日射病とは、「暑邪」という身体に害を与える邪気が体内に入って停滞するから、熱中症や日射病の症状がでると考えられております。
「邪気」とは「外邪」(がいじゃ)とも言います。
この外邪は、季節の「気」が人体にとって有害なものに変化し、身体に様々な不調の症状を出すものとなります。
自然界には六気といって、季節によって勢力が強くなる「気」が存在します。
春には風気
梅雨には湿気
夏には熱気・暑気
秋には燥気
冬には寒気
があります。
この季節の気はとくに人体に問題がない気です。
季節の特徴の性質を持った気になります。
これらが、邪になるのは、身体のバランスが崩れている時、つまり、免疫力や体力が落ちている時に、「外邪」と変化して体内に入ってきます。
そして、夏には熱気が熱邪として、暑気が暑邪として体内に侵入するのです。
そして、「暑邪」の症状がいわゆる熱中症や日射病の症状になります。
つまり、熱中症や日射病の症状は中医学では、暑邪が体内に入って、身体に悪影響を及ぼし、身体の不調を作り出しているということになります。

3 熱中症や日射病の症状とは
熱中症の症状
めまい
顏のほてり
立ちくらみ
筋肉痛や筋肉のけいれん
身体のだるさ
吐き気
汗のかきかたがおかしい
体温が高い
皮膚の異常

日射病の症状
めまい
吐き気
嘔吐
脱力
汗が出るが、冷たい
皮膚の温度が低い

4 暑邪の症状とは
高熱
口が渇く
もうろうとする
全身のけいれん
汗が大量に出る
つかれ
だるさ
皮膚の乾燥
顏が赤い
湿と結びつくと暑湿になります。
手足が重だるい
食欲がない
吐き気
嘔吐
口が渇く
尿が濃く少ない

このような症状が暑邪の症状です。
現代の熱中症や日射病と同じです。

5 蓮の葉茶の作用
荷葉の生薬としての作用は、
暑邪を体外に追い出し、暑さを冷まします。
脾臓や胃の消化吸収機関の働きを整え、身体にとって、不要な水液を体外へと排出します。
そうすることにより、発熱が下がり、頭がすっきりとし、吐き気や食欲不振が解消されるということです。

6 蓮の葉茶の飲み方
フレッシュな葉が一番ベストだそうですが、日本だとなかなか手に入りませんので、乾燥の茶葉を使用します。
急須やティーポットに2g~3gぐらい入れて、熱湯をそそぎ、5分ほど蒸らしてお召し上がり下さい。
熱いお茶を飲むのが嫌な場合は、常温、またはアイスでも美味しく頂けます。
ノンカフェインですので、妊婦さんからお子様、お年寄りまで幅広くお召し上がり頂けます。
味はくせのない、さっぱりした味わいです。
人によっては薄く感じるかもしれません。

7 おすすめのブレンド
ハスの葉茶とトウモロコシのひげ茶をブレンドすると、より利尿作用があがり、むくんでいる方にはおすすめです。
お味も香ばしくなり、より美味しく飲めます。
ぜひ試して下さい。