プロが教える、誰でもできる漢方茶の作り方

プロが教える、誰でもできる漢方茶の作り方

身体に良いというイメージのある漢方茶ですが、自分で漢方茶を作流には少しハードルが高いと思っている方も多いと思います。ここではプロの視点から、押さえるべきポイントを解説していきます。

A:漢方茶の選び方・ブレンド(配合)のしかた

B:漢方茶の飲み方

C:漢方茶のいれ方・保存方法

A:漢方茶の選び方・ブレンド(配合)のしかた

A-1:漢方茶のブレンド(配合)のポイント

A-1-a:漢方茶を自分でブレンド(配合)するとここが楽しい

はじめに、漢方茶作りは自分でテーマを決めてあれこれ考えて茶材を選ぶこと自体がとても楽しい作業です。
自分の好きな味に仕上がった時の喜びもありますし、うまくできた漢方茶を人にプレゼントすると大変喜ばれますことがあります。手づくりのおやつや、小物などを作る楽しさと共通しています。

A-1-b:市販の漢方茶と自分でブレンド(配合)する漢方茶の違い

自分でブレンドする技術を身につければ、効果、味、両方が自分とってベストの漢方茶を作ることができます。
まず、自分に合った効果を感じることができる漢方茶を作ることができます。さらに、自分の「その日の体調」に合わせることもできることも大きなメリットです。市販の漢方茶ですと自分には合わないものが入っていることもあり、それを避けることができません。
そのほかにも、味が自分好みにできるということも重要なことです。漢方茶は飲み続けることが重要ですが、味が合っていないとだんだんと飲む回数が減って行ってしまいます。
漢方茶の茶材の中には、苦手な香りのものもあると思います。ご自分で作るときには、苦手なものを省くことができるので、必ず飲みやすい漢方茶を作ることができます。

A-1-c:漢方茶をブレンド(配合)するときに気をつけること

・苦手な味や匂いを使わない
漢方には非常にたくさんの味と匂いの特徴を持つものがあります。
1つでも苦手なものが入ってしまうと漢方茶全体の味や匂いが変わってしまうため、苦手なものについては慎重に選ぶ必要があります。

・適切な数の種類をブレンド(配合)する
一定の種類を混ぜることで複雑でバランスの良い漢方茶になりますが、種類が多すぎると一つの茶材の量が少なくなり、作用がより緩やかになります。

・体質と真逆の茶材を使う
身体が冷えているのに、身体を冷やす茶材を使ったり、過剰なものをより足してしまったりすることに注意しましょう。
妊婦さんや食物アレルギーの方は使えない茶材がありますので、注意しましょう。

A-2:美味しく漢方茶を作るには

A-2-a:漢方を何種類も混ぜる

漢方茶の茶材は、単品ですと飲みにくいことが多いです。
クセのあるものや、香りの強いものなど、何種類も入れてブレンドすることにより、味が調和されて飲みやすい美味しい漢方茶が出来上がります。
茶材の種類が多ければ多いほど飲みやすくなります。
最低でも6種類をブレンドすると失敗はないと思います。

A-2-b:ベースのお茶(基材)を決める

ベースのお茶は飲みやすいものをセレクトします。そのベースのお茶に茶材を足していくイメージです。
ベースになるおススメの茶材は、

・カフェイン入り
 ・緑茶
 ・紅茶
 ・烏龍茶
 ・プーアル茶

・ノンカフェイン
 ・ハトムギ
 ・ハブ茶
 ・ルイボス
 ・杜仲茶
 ・ヤンロン茶
 ・ドクダミ

A-3:リラックスできる漢方茶を作るには

気持ちをリラックスさせるのにおススメの茶材は
・かみつれ(カモミール)
・酸棗仁(棗の種)
・大棗(なつめ)
・蓮肉(蓮の実)
・牡蛎(かきの殻)
・甘茶蔓 
などの茶材です。

上記の茶材は安神作用(精神を安らかにすること)があり、気持ちが落ち着きます。
気持ちが高ぶっていて、眠りにつきにくい、もしくは途中で目が覚めて、眠れなくなるなどの眠りの質が良くない方におススメです。

A-4:香りを楽しむ漢方茶を作るには

香り良い茶材は
・陳皮(みかんの皮)
・青皮(青蜜柑の皮)
・ローズ 薄荷(ミント)
・かみつれ(カモミール)
・枳殻(柑橘系の皮)
・カキドオシ
・紫蘇葉
また、スパイスが嫌いではない方であれば、
・桂皮(シナモン)
・丁字(クローブ)
・生姜
・蒸し生姜
もおすすすめです。

柑橘系の茶材は香りが強いものが多いです。
カキドオシはお香のような香りがします。
スパイスにも使用される漢方はスパイス同様、香りの強いものになります。
スパイスがお好きな方は、スパイス系漢方で、スパイスティーを作るのもおススメです。
ミルクや豆乳で割ると、チャイのような味わいになります。

A-5:漢方茶を手軽に作るには

よく漢方茶で使う手に入れやすい漢方を5種ご紹介します。
・ハトムギ
・棗
・菊の花
・クコの実
・ドクダミ
いずれも、スーパーで売られているので気軽に購入できます。
今は、ネットでほとんどの茶材を購入可能ですので、ネットをチェックされてみても良いと
思います。

B:漢方茶の飲み方

B-1:ホットで飲む場合

漢方は湯液といって、基本的に煎じて作るものになります。
じっくり時間をかけて煎じることにより、薬効のエキスを十分に染み出させるイメージです。
しかしながら、お茶は煎じなくても、沸騰したお湯を注いで5分ほど蒸らせば大丈夫です。
もともとホットで召し上がるものですので、何の茶材を使われてもホットだと美味しくお召し上がり頂けます。

B-2:アイスで飲む場合

基本的に、身体を冷やすことをおススメしておりませんので、漢方茶を冷たく冷やして飲むことは推奨しておりません。
中国では、体温より低いものは身体に取り入れないという風習があります。
内臓を冷やすというのは、内臓機能を低下させることになります。
「冷えは万病のもと」
基本的にはホットでお召し上がり頂きたいのですが、真夏などの暑い日は常温でお召し上がりください。

どうしてもアイスで漢方茶を楽しみたいという方へ
身体を冷やす生薬を使うと、身体の熱さましになります。

例えば、
・鬱金
・ハトムギ
・ハブ茶
・ドクダミ茶
・山梔子(くちなしの花)
・薄荷(ミント)緑茶
など、身体を寒性に傾かせる茶材は冷たくても美味しくお召し上がり頂けます。
夏の暑い日には、緑茶を冷たくしてお召し上がり頂くと、身体がとてもクールダウンできますよ。

B-3:漢方茶を飲むオススメのシーン

いつでもどこでもおすきなところで、お好きなタイミングでどうぞ!
薬と併用しても大丈夫です。
焼酎の漢方茶割りなどもおススメです。
鍋のスープのベースとして使用すると、薬膳鍋に早変わりします。
ごはんを炊くときに使用すると、ごはんがモチモチになります。
朝の白湯変わりとしてお召し上がりいただくと、より体に浸透します。
入浴剤として使用することも出来ます。
牛乳や豆乳を入れてミルクティーにすると、また違った味わいを楽しめます。
蜂蜜を入れて甘くしても美味しいです。
鶏肉や豚肉を漢方茶で煮込むとやわらかくなります

C:漢方茶のいれ方・保存方法

C-1:漢方茶のいれ方

沸騰したお湯にティーパックを入れて10分ほど煮込む。
ティーパックをティーポットやマグカップに入れて沸騰したお湯を注ぎ、5分ほど待つ。

C-2:漢方茶の保存方法

常温でその日中に飲み切って下さい。
冷蔵庫に保管2日間までです。
ティーパックは入れっぱなしにしておきましょう。エキスが出続けます。
濃くなるのが気になる方は、出しても大丈夫です。
冬は常温で2日間は大丈夫です。
冷蔵庫から出して温め直して飲んでも大丈夫です。
水と同じとお考え下さい。

C-3:アルミ、鉄、銅などでお湯を沸かさない

作用が変化してしまいます。
ガラス、ホウロウ、ステンレスやティファール、湯沸かしポットなどでお湯を沸かしてください。

いかがだったでしょうか?
Asia Herbal Teaでは、あなたの身体のカウンセリングから、あなたに合ったお茶を作るサービスも行っています。アドバイスやご相談がある方はぜひご連絡ください。
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