現代人は目を酷使していると言われております。
仕事で1日中パソコンを見て、プライベートではスマートフォンの画面を見る。
目だけはめまぐるしく動いているのではないでしょうか?
見る距離が近ければ近いほど、焦点を合わせるのに、目の筋力を使います。
目は見る距離によって焦点を合わせるために目のピント調節をする筋肉を緩めたり緊張させたりします。
ずっと近くを見ている方は、目の筋肉を緊張させっぱなしということになります。
そうすると、夕方になると遠くがぼやけてしまうという現象が起こります。
これは、目が凝り固まってしまって、弛緩させられない状態になるということです。
この凝り固まって弛緩させられない状態を目の疲れといいます。
中医学における目の疲れは、肝血の不足ととらえます。
肝血とは、「肝は血を蔵す」といって、肝臓に蓄えられている血のことです。
中医学では、血は「肝血」や「心血」など、種類があります。
目を使う際に消耗するのが肝血です。
目を酷使すると、この肝血が不足してしまいます。
そうすると、目の見えが悪くなります。
目はとても肝血を消耗するのです。
目が疲れた時は肝血を補うことをおすすめします。
手軽に肝血を補うには「クコの実」を食べることです。
クコの実は生薬名を枸杞子(クコシ)といいます。
主に肝血を補う働きがあるそうです。
「枸菊妙見丸」という名前の漢方薬があります。
これは、クコの実と菊の花が入った漢方薬で、目の見えをよくする漢方薬なのです。
よく、クコの実と菊の花茶が目の疲れによいとネットや本などで紹介されておりますが、このお茶は、この枸菊妙見丸の処方をベースに組み合わせたものになります。
お仕事でパソコン作業が多い方は、デスクでの水分補給をクコの実と菊の花茶にして、おやつにクコの実を食べると目の疲れが緩和されて、仕事の効率も良くなるかもしれません。
クコの実は最近ではスーパーでもよく見かけるので、手に入りやすい食材になりました。
「ゴジベリー」ともいうそうです。
菊の花茶は中国茶を販売しているお店で売っています。
今ではネットでなんでも購入できる時代なので、お店を探さなくても、ネットで手軽に購入できます。
クコの実と菊の花茶をカップに入れてお湯を注ぐだけで簡単にできます。
ぜひ試してみて下さい。
それでも間に合わない方は、オーダーメイドブレンドティーを作ってみてはいかがでしょうか?