生理痛 – よくご相談されるお悩みの症状

個人差はありますが、婦人科系のお悩みで多いのが生理痛です。
特に若い世代に多いお悩みです。

10代はまだ体が成熟しておらず、ホルモンの分泌量のバランスが取れないのではないかと思います。

中医学では、女性の身体の変化は7の倍数と言われております。
7歳、14歳、21歳、28歳、35歳、42歳、49歳・・・・。
14歳で初潮が始まり、28歳で生殖機能が一番充実すると言われております。

つまり、14歳から20代前半くらいまでは、女性としての機能が成熟していないと言えます。
機能が不安定ということは、ホルモンの分泌量も調整しにくい状況といえるのではないでしょうか。

生理痛はホルモンの分泌が急増することにより起こる症状だそうです。

私のところにいらっしゃるクライアントさんで、生理痛のお悩みがあるのはだいたい10代の若い女性です。

女性機能が出来上がってないところに、ダイエットによる栄養の偏り、睡眠不足や人間関係のストレスや、勉強や成績へのプレッシャーなど、自律神経を乱す要因を抱えてしまって、ホルモンバランスを崩されているのではないかと感じております。

中医学で自律神経というと、肝臓です。
肝臓は氣をのびのびと外側に向けたい臓器です。
ストレスがかかって、気がのびのびできずに、きゅーっと押し込められてしまったら、肝臓の気が弱ります。
肝臓の気が弱ると、肝臓の機能が正常に働かなくなるのです。
そうすると、肝臓の気を巡らせる作用が正常に働かなくなり、気が滞ってしまいます。
気が滞るということは、西洋医学で言うところの自律神経の乱れと同じことなのです。

自律神経が乱れると、ホルモンバランスも乱れます。
ホルモンの分泌が適正にされなくなるのです。

身体がまだ出来上がっていない10代や20代前半の女性はすぐに影響を受けやすいと言えます。
そうすると、生理前、生理中、生理後でホルモンの分泌が変わる時に、不快な症状が出やすくなります。

ゆえに若い世代に生理痛のお悩みが多いのではないかと思います。

私も過去には生理痛で悩んでおりました。
初潮から生理痛がひどく、何も手につかない状況の時もありました。
大人になってもずっと続いていましたが、中医学を学び、身体を中庸の状態に保つように意識したら、嘘のように生理痛がなくなりました。
生理痛がないって、こんなにも快適なのだと感動しました。

PMSもそうですが、やはり正常な状態ではないのだと実感しています。

気のめぐりは、女性にとってとても大事なことなのです。