男性女性関わらず、身体のお悩みで多いのが「肩こり」です。
皆さんが訴える不調の症状ベスト3に入ります。
肩こりとは、肩の筋肉が凝り固まった状態の事を言います。
現代人はあまり肩を回したり、動かしたりする機会がないので、筋肉が凝り固まっていらっしゃる方が多いですね。
肩こり、背中の張り、腰痛などなど、病気ではないけれども、身体に何らかしらの不調を抱えております。
この筋肉が凝り固まっている状態を中医学では「氣滞」や「瘀血」といいます。
つまり、氣や血が滞っている状態のことを指します。
氣とは生命エネルギーのことで、どこにでもあるもので、通常は巡っています。
この氣が巡らない状態になると、エネルギーが巡っていないので、張りやコリを感じることになるのです。
氣が滞っている状態を「氣滞」といいます。
そして、血は氣が巡らせるという考えが中医学です。
氣が巡っていないということは血も巡っていないということになります。
血が巡っていないことを「瘀血」といいます。
いわゆる血流が悪い状態の事です。
「血通ずれば痛まず、通じざれば痛む」
という言葉があるように、血のめぐりが悪いと痛みが発生します。
肩こりや背中のはりなど、ひどくなると痛みに変わりますね。
氣が滞っている状態から血が滞る状態になるということです。
瘀血も病気の元になりますので、巡りをよくすることが必要になります。
身体のめぐりをよくするには、マッサージやストレッチ、適度な運動がおすすめです。
氣のめぐりを整えます。
身体を伸ばしたり曲げたり、回したり、揉んだり、さすったりすると気が動きます。
気分を変える。
気晴らしをする。
氣の滞りを解消するのに役立つこと。
心も身体も氣をスムーズにめぐらせて、気持ちよく過ごしたいですね。